B編(P.94〜P.97)


 消費税

消費税は消費者が最終的に商品の購入などを通じて負担する税金であるが、消費税の納付は消費者自らが行うのではなく、商品の販売などを行った事業者が行うこととなる。

消費税の税率5%は、国税である消費税4%と地方消費税1%の合計である。



 消費税の会計処理

1:税込方式

 1.仕入および売上時
  (仕 入)×××←税込 (買掛金)×××

  (売掛金)××× (売 上)×××←税込

 2.決算時
  (租税公課)××× (未払消費税)×××

納付すべき消費税額を、【租税公課勘定】(費用)の借方に記帳するとともに、【未払消費税勘定】(負債)の借方に記帳する。


2:税抜方式

 1.仕入および売上時
  (仕   入)××× (買 掛 金)×××
  (仮払消費税)×××

  (売 掛 金)××× (売   上)×××
            (仮受消費税)×××

 2.決算時
  (仮受消費税)××× (仮払消費税)×××
            (未払消費税)×××

【仮払消費税勘定】および【仮受消費税勘定】を清算し、差額を未払消費税勘定に記帳する。


 研究開発費

特定の研究開発目的のみに使用され、他の目的に使用できない機械装置などを購入した場合の支出額も費用とする。