B編(P.8〜P.23)


 単一仕訳帳制の帳簿組織

【単一仕訳帳制】とは、1つの仕訳帳にすべての取引を発生順に記入し、この仕訳帳から総勘定元帳の各勘定に転記を行う帳簿組織をいう。



 複数仕訳帳制の帳簿組織

【複数仕訳帳制】とは、従来の仕訳帳に加え、【補助記入帳を仕訳帳として利用】し、これらの複数の仕訳帳から総勘定元帳の各勘定に転記する帳簿組織をいう。



 4分法

【複数仕訳帳制】の4分法とは、"普通仕訳帳に加え"【現金出納帳】【売上帳】および【仕入帳】を特殊仕訳帳として利用する方法をいう。



 二重仕訳

【現金による売上】および【現金による仕入】は、2つの仕訳帳に記入される。
1つの取引が2つの仕訳帳に記入される場合、これを【二重仕訳】という。



 6分法

【複数仕訳帳制の6分法】とは、"4分法の仕訳帳に加え"【受取手形記入帳】および【支払手形記入帳】を特殊仕訳帳として利用する方法をいう。



 二重仕訳

6分法を採用する場合、【現金による売上】【現金による仕入】【手形による売上】および【手形による仕入】は、2つの仕訳帳に記入され、【二重仕訳】となる。