本日のまとめ(P.44〜P.50)


 有価証券

有価証券とは、国債、地方債、社債、株券(株式)、投資信託の受益証券などを総称したもの。

社債は必ず額面100円】



 売買目的有価証券勘定の記帳方法

有価証券を売買目的で取得したときは、【取得原価】(取得に要した金額)にて【売買目的有価証券勘定】(資産)の借方に記帳する。

【手数料がある場合は、それも含める】
【手数料が入ると単価も変わるので注意】



 債権および債務

債権→後日金銭などを請求する権利
債務→後日金銭の支払などをする義務



 手形貸付金勘定および手形借入金勘定の記帳方法

手形による貸付けや借入れは、【手形貸付金勘定】(資産)または【手形借入金勘定】(負債)で記帳される。



 未収金勘定および未払金勘定の記帳方法

商品以外の売買によっても、代金を後日回収したり、後日支払うという取引が生じる。

商品以外の売買では、【未収金勘定】(資産)または【未払金勘定】(負債)で記帳される。



 立替金勘定および預り金勘定の記帳方法

1:立替金勘定の記帳方法
 一時的に金銭を立て替えたときには、【立替金勘定】(資産)で記帳される。


2:預り金勘定の記帳方法
 一時的に金銭を預ったときには、【預り金勘定】(負債)で記帳される。

さらに内容を明確にするため、【源泉所得税預り金勘定】および【社会保険料預り金勘定】で記帳される場合もある

所得税→従業員が全額負担】
社会保険料→従業員と企業で負担】


3:法定福利費勘定の記帳方法
 社会保険料は、原則として企業が半額以上負担することになっているが、この企業負担額を法定福利費といい、【法定福利費勘定】(費用)で記帳される。



 仮払金勘定および借受金勘定の記帳方法

1:仮払金勘定の記帳方法←金額が未確定だが、とりあえず払ったもの

 現金の支払いにあたって、その金額などが未確定なときには、一時的に【仮払金勘定】(資産)で記帳され、後日それらが確定したときに該当する勘定へ振替えられる。

なお、従業員が出張に要した支出額は、【旅費交通費勘定】(費用)の借方に記帳され、接待する際などに要した支出額は、【交通費勘定】(費用)の借方に記帳される。


2:借受金勘定の記帳方法←内容が分からないが、お金を受け取ったもの

 内容が不明な入金があったときには、一時的に【借受金勘定】(負債)で記帳され、後日内容が判明したときに該当する勘定へ振替えられる。