本日のまとめ(P.52、P.119〜P.120、P.124)
訂正仕訳
発生した取引を誤って仕訳したとき、勘定口座の誤った残高は訂正しなければならないが、そのために行われる仕訳を【訂正仕訳】という。
例
正しい仕訳 (旅費交通費)30,000 (現 金)30.000
誤った仕訳 (通 信 費)30.000 (現 金)30.000
訂正仕訳 (旅費交通費)30.000 (通信費)30.000
消耗品費勘定と消耗品勘定の記帳方法
消耗品費→使った分(費用)
消耗品→残っている分(資産)
1:消耗品の購入時に消耗品費勘定の借方に記帳する方法
この方法では、消耗品費勘定より未使用高を消耗品勘定へ振替える決算整理仕訳を行う。
したがって、転記後の消耗品費勘定は当期の使用高をあらわすことになる。
例(決算で未使用高\5.000を次期へ繰越す場合)
(消 耗 品 費)25.000 (現 金)25.000
(消 耗 品) 5.000 (消耗品費) 5.000
2:消耗品の購入時に消耗品勘定の借方に記帳する場合
この方法では、消耗品勘定より使用高を消耗品費勘定へ振替える決算整理仕訳を行う。
したがって、転記後の消耗品勘定は次期繰越の未使用高をあらわすことになる。
例(決算で未使用高\5.000を次期へ繰越す場合)
(消 耗 品)25.000 (現 金)25.000
(消 耗 品 費)20.000 (消耗品)20.000
売買目的有価証券勘定の決算整理仕訳
決算日の時価が帳簿価額と異なる場合には、売買目的有価証券の帳簿価額を時価に修正しなければならない。
これを有価証券の【評価替え】という。
また、帳簿価額と時価の差額は、【有価証券評価損勘定】(費用)または【有価証券評価益勘定】(収益)で記帳する。
1:帳簿価額>時価
(有価証券評価損)××× (売買目的有価証券)×××
2:帳簿価額<時価
(売買目的有価証券)××× (有価証券評価益)×××